2013年3月6日水曜日

フェリーニの「道」を見て

文章を書きたいモチベーションがなぜか高いのでブログのページランクや検索エンジンのクロールとかを無視して連続投稿します。

某書籍からの影響でフェリーニの「道」を見ました。

道 [DVD]


ページランク(Googleの検索ルール)のルールである優秀な論文は優秀な論文を引用元にしている。っていうのは本当ですね。


以下ネタバレありの感想です。



↓↓



まず一言で表現すると「名作」です。


名作とはどのような定義で決められるかは、人それぞれですが・・・
個人的には

・印象的に残るシーンがある
・考えさせることがある
・時間を忘れる
・先の展開を楽しみに感じる

などなど・・・色々ですがとにかく素晴らしい映画です。


どうも映画を見たあとで解説サイトを見ました。宗教色が強い映画のようですね。
たしかに言われてみれば・・・って感じですが、普通に見ているぶんにはそんなに強くは印象として感じませんでした。

最初は白黒の映画とか今さら見る気しねぇよぉ~くらいのノリだったんですが、ラストシーンまであっという間でした。
以下個人な見解ですが、

最後に海で大泣きするザンパノのはジェルソミーナが亡くなったことや孤独に押し潰れされそうになって、色々考えちゃったんだと思います。


・海のラストシーンの意味

孤独になった

ジェルソミーナがいなくなったから

ジェルソミーナがいなくなった(自分が捨てた)のは頭がおかしくなったから

頭がおかしくなったのは自分が綱渡りの芸人を殺したから

殺したのは偶然でも、動機はあった

動機は自分の短期な性格や日頃の行い

今までの自分の行いや自分を否定

その結果は今の困窮した環境と状況


ってな感じで自分を否定して、自分でものを考える、自分を振り返るっていう自分を見つめなおすきっかけが孤独になった今さら気づいたんじゃないのかな?・・・と個人的には思います。

とにかく色々考えさせられるラストシーンです。なんでもあのラストシーンがザンパノの俳優さんのキャリアのピークとか。それくらい素晴らしいです。

あと個人的に気になったところは・・・



・ 数年後もザンパノは同じ鎖きりの芸で飯を食っている

これはバカにできる人はあんまり多くないんじゃないでしょうか?自分も含めて言えることですが、仕事で成功したり出世する人は圧倒的に少数派で大半は似た環境や似た収入で、若い時から労働環境や仕事のスキルは向上していません。
よっぽど運が良いか、働くということに対して考え悩んだ人しか環境の変化はないかと。

ホリエモンが言ってた言葉の引用ですが、

「組織の成長と共に人間的に成長する人間が成長することはまれなことである」

う~んこれは最高に厳しい言葉ですね。
自分ではいろいろ考えているつもりだけどやっぱり僕はまだまだ考えがたりないし、もっと労働というものに対して真剣に考えつづけなくてはいけないんだろうかと


・ 頭がおかしくなったジェルソミーナをザンパノは捨てる

これもバカにできる人はあんまり多くないんじゃないでしょうか?
自分が逆の立場になったら、重荷になった人を捨てない自信はあるか?ということです。
最初のシーンでジェルソミーナのお母さんはジェルソミーナをお金でザンパノに売っているあたりから、自分が生きる為に子どもを捨てるっていう風潮は今も昔も仕方ないことでしょう。

人間自分が生きることが最も大切なわけですから・・・
 その時の時代や環境にもよりますが・・・日本だって昔は姥捨て山とかあったらしいですし・・・


上記の2点からザンパノは悪いやつや品がない奴って描かれ方をしていますが、1番人間臭くて、人間に不可欠な欲に忠実なことが良く描かれていると思います。

欲に忠実 = 人間の本質

 人間 = 存在自体が罪

 ・・・作品中で表現しているようにも感じます。
う~ん色々考えさせられますね。


・山の中にいるシスター(?)の存在感

お調子者の綱渡りの芸人がジェルソミーナの存在を口説く(励ます)シーンで「石ころにだって意味はある。不必要な人間はいない」的なことを言うシーンが名シーンと言われていますが、個人的には山の中でシスターが言った


「2年毎に勤める教会を変えるの。長くそこに居すぎると、その土地や人を愛してしまうから。土地や人を愛してしまうと本当に大切に思うべき神に対する信仰を忘れてしまうから」


・・・的な言葉の方が僕の印象に残りました。
なんというか引っ越しや環境の変化を繰り返し、もっともっと環境の変化を望んでいる自分の心のうちを代弁したような気がしてすごく印象に残りました。

見たことないものや見たことない景色、世界をもっと見たくて今でもいろいろ挑戦して、自分の中での当たり前を捨てることでたしかに本当に大切に思うんべきものを色々考えさせられる瞬間はあります。

人それぞれの生き方は違いますが、それが自分の生き方やそれを続けて死の最後のギリギリまで考えて挑戦することが自分なのかなーって思ってみたりもしてみたり。

とにかく印象に残りました。


そんなこんなで印象に残るシーン満載の名作!フェリーニの道をみたことない人は是非是非。


はじめて社長になるときに読む本を読んで

もろもろの事情があり読書をする機会が最近増えています。
やっぱり読書はいいですね。人から聞けるアドバイスも貴重ですが読書から得られるアドバイスも重要です。

自分が今必要なことを簡潔にまとめて知識としてまとめて吸収できる読書は素晴らしいです。
人に聞いてもいいんですが、自分で解決出来たり考えるチャンスを棒に振るような気がするので人に聞くことはケース・バイ・ケースでとっておくことが自分としてはいいかと思います。

 そんなわけで最近読んだ本の中で楽しかった本がこちら


はじめて社長になるときに読む本 二訂版



中村 健一郎さんの著作です。

Q&A形式になっていて株式会社のイロハが丁寧に書いてあります。
非常に分かりやすく面白い内容なので必見です。

気になった内容の点としては、

・国税局の人達は敵で無ければ一緒に仕事をしたいくらい優秀な人達
・国税局の人達を過剰に怯えることも警戒する必要もない

という点が印象に残っています(内容は記憶に残っている部分なんで違ったらすいません・・・)

 丁寧な口調の文章から著者の頭の良さが非常に伝わってくる内容で好感が持てます。
著者の作品は今僕が知っているだけではこれだけですが、ぜひぜひ別の作品も発売してほしいところ。

これから株式会社を作る人はぜひ


ちなみに著者のホームページとメルマガは下記から
興味のある人は是非。

ホームページ
http://www.ascinc.co.jp/

メルマガ
http://www.mag2.com/m/0001000369.html